3歳の子にプロアクティブ療法を2年間続けて
アトピー の初期消火
長女のステロイド歴は3歳にして2年。
ステロイドを処方され始めた頃は、ステロイドがどういう薬なのか、私は全然よく分かっていませんでした。
ただ、私の母(薬剤師)には、あまり塗るな!塗るな!と、何度も言われていた気がする。
でも、自分でちゃんと理解していなかった為に、なんで塗るな!というのか分からず、他に方法もないので、気にせず、適当に塗ってました。
これが、長女のアトピー を悪化させた最大の原因な気がします。
この初期消火に失敗したアトピーは、次第に範囲も広がり、いつまでも消火できず、いつまでもステロイドを塗り続け、またステロイドの強さも強くなっていきました。
プロアクティブ療法とリアクティブ療法
アトピー性皮膚炎の外用療法には、症状が出たときに治療するリアクティブ治療と、症状の出る前から予防的に治療するプロアクティブ治療の2種類があります。再発の多いアトピー性皮膚炎の場合、リアクティブ治療ではうまくコントロールしにくいため、現在では、徐々にプロアクティブ治療が推奨されるようになってきました。
つまり、プロアクティブ療法とは、ステロイド等で症状が落ち着いた後も、もともと炎症のあった場所に、薬を塗布します。それによって、再燃を長期にわたって抑えることができるというものです。
表面では炎症が治まっても、目に見えない皮膚の奥でまだ火が完全に消火しきれていないので、続けてステロイドを塗り続け、完全に消火して治すのです。
実際に私も、いつも通っている小児科の先生から赤みのあるアトピーの部分には、
1日2回
↓赤みがとれたら
1日1回
↓
2日に1回
↓
徐々に回数を減らす
完全に皮膚が耳たぶのように柔らかくなるまで、ステロイドを塗り続けるように指導を受けました。
これが実際はなかなか大変で、良くなってくると、つい続けて塗るということをサボってしまいます😅
赤みのない部分にステロイドを塗るという抵抗感も💦
そして、もしまたアトピーが出てきたら、薬を塗る回数を増やし、初期消火を行います。
一方でリアクティブ療法は
症状が出たら塗る
↓
治ったらやめる
↓
また症状が出たら塗る
という方法で治します。
現在は、結果的にプロアクティブ療法の方が、ステロイドなどの外用薬の全体量が少なくて済むとも言われているようです。
長女の場合
保育園、寝ている時に搔きむしる、我慢できない
↓
ステロイド塗る
↓
次第に赤みは治るが、強く引っ掻いた部分はカサブタに
↓
気になってか、痒いのかカサブタはがす
↓
ステロイド塗る
↓
そのうちに痒み再発
↓
エンドレス
こんな感じでした。
何度、治ってきた!!と喜んだことか。
でも、治ってきても必ず再発するんです。
2年間、近所の小児科の指導によりプロアクティブ療法を続け(完璧にできているかは別として)、結果、ステロイドを塗る日が次第に増えただけでした。
つい最近まで、毎日塗っていました。
そして、ステロイドの強さも強くなっていきました。
(塗っている薬については、また後日)
これを繰り返し、娘が2歳になた頃から思い始めたんです。
長女のアトピーは薬だけで治らない。
薬で治すことは対症療法にすぎないと。